「老後のお金、なんだか不安…」漠然とした悩みを今日で卒業!30代から始める、失敗しない資産形成の第一歩
「老後2000万円問題って聞いたことあるけど、自分にはいくら必要なんだろう…」
「iDeCoやNISAが良いって聞くけど、何から手をつければいいか分からない…」
「毎日忙しくて、老後のことまで考える余裕なんてないよ…」
もしあなたが今、こんな風に感じているなら、この記事はきっとあなたのためのものです。
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの佐藤です。普段、多くの方のライフプラン相談に乗っていると、ほとんどの方が口にするのが、この 「漠然とした老後への不安」 です。
例えば、都内で共働きをするAさん夫妻(夫34歳、妻32歳)。二人とも仕事は順調で、日々の生活に困っているわけではありません。しかし、ふとした時に「私たちの老後って、今のままで大丈夫なのかな?」という会話になるそうです。
「大きな金額の話すぎて、実感が湧かないんです。だから、つい後回しにしてしまって…」
Aさん夫妻のように、不安は感じつつも、何から始めればいいか分からず、結局何もできずに時間だけが過ぎていく…という方は、決して少なくありません。
でも、ご安心ください。老後資金の準備は、決して難しいパズルではありません。正しいステップで、一つひとつ進めていけば、誰でも着実に未来への安心を築くことができます。この記事では、Aさん夫妻のストーリーを追いながら、漠然とした不安を「具体的な計画」に変えるための、シンプルで強力な3つのステップをご紹介します。
もう見て見ぬふりをするのはやめにしましょう。未来の自分たちのために、今日、ここから第一歩を踏み出してみませんか?
なぜ私たちは「老後資金」に漠然と不安を感じるのか?
そもそも、なぜこれほど多くの人が老後資金に不安を感じるのでしょうか。その大きなきっかけの一つが、数年前に話題となった 「老後2000万円問題」 です。
この言葉だけが独り歩きし、「誰でも2000万円ないと老後は破綻する!」といったような、強い不安を煽るイメージが定着してしまいました。Aさん夫妻も、「2000万円なんて、とても貯められる気がしない…」と、この言葉に圧倒されてしまったと言います。
しかし、ここで冷静に考えてみましょう。この「2000万円」という数字は、あくまで「高齢夫婦無職世帯」の平均的な収支から算出されたモデルケースに過ぎません。
持ち家なのか、賃貸なのか?
退職金はいくらくらい見込めるのか?
年金はいくらもらえそうか?
どんなライフスタイルを送りたいのか?
これらの条件は、人それぞれ全く異なります。つまり、 あなたに必要な金額は、2000万円ではないかもしれない のです。
私たちが本当に向き合うべきなのは、「2000万円」という他人の数字ではありません。不安の正体は、「自分にとってのゴールが分からないこと」なのです。ゴールが見えないマラソンを走れと言われても、ペース配分も分からず、ただただ疲弊してしまいますよね。老後資金の準備も、それと全く同じです。
【ステップ1】すべての基本!「自分たちに必要な金額」を知ろう
漠然とした不安を解消する最初のステップは、敵の正体、つまり 「自分たちにとってのゴール(目標金額)」を明確にすること です。
「計算なんて難しそう…」と感じるかもしれませんが、大丈夫。以下の3つのステップで、誰でも簡単に計算できます。Aさん夫妻も、週末に1時間だけ時間を作って、一緒に計算してみることにしました。
1. 老後の「支出」をイメージする
まずは、リタイア後にどんな生活を送りたいか、具体的にイメージしてみましょう。旅行にたくさん行きたいですか?趣味に没頭したいですか?それとも、静かに穏やかに暮らしたいですか?現在の生活費をベースに、以下のように考えます。
生活費:** 現在の生活費の7割程度が目安と言われます。(食費、水道光熱費、通信費など)
住居費:** 持ち家なら固定資産税や修繕費。賃貸なら家賃。
その他:** 旅行、趣味、交際費、医療費、介護費など。
Aさん夫妻は、「今の生活レベルを大きく変えず、年に1回は国内旅行に行きたいな」と考え、月々の支出を 約30万円 と見積もりました。
2. 老後の「収入」を確認する
次に、公的年金など、老後に受け取れるお金を確認します。これは「ねんきん定期便」を見れば、将来の受給見込み額が記載されています。
公的年金:** ねんきん定期便で確認。
企業年金・退職金:** 会社の制度を確認。
その他:** 個人で加入している年金保険など。
Aさん夫妻が「ねんきん定期便」を確認したところ、夫婦二人分の年金受給額は、合わせて 月々約22万円 の見込みでした。
3. 「不足額」を計算する
最後に、支出から収入を引いて、不足額を計算します。
毎月の不足額:** 老後の支出 - 老後の収入
必要な老後資金総額:** 毎月の不足額 × 12ヶ月 × 老後年数(例: 25年)
Aさん夫妻の場合…
毎月の不足額: 30万円 - 22万円 = 8万円
必要な老後資金総額: 8万円 × 12ヶ月 × 25年 = 2,400万円
「2,400万円か…!2,000万円より多いけど、なんだか具体的な数字が見えただけで、少しスッキリしたね」とAさん夫妻。
そう、これが第一歩です。漠然と「2000万円」という数字に怯えるのではなく、 「自分たちの場合は2,400万円」 という具体的な目標が見えたことで、彼らの不安は「解決すべき課題」に変わったのです。
【ステップ2】「わが家の作戦」を決める!具体的な3つのアクション
目標金額が分かれば、あとはそこに向かってどうやって進むか、作戦を立てるだけです。幸い、今の日本には、国が私たちの資産形成を後押ししてくれる、とても有利な制度があります。ここでは、特に活用したい3つの具体的なアクションをご紹介します。
アクション1:最強の節税ツール「iDeCo(イデコ)」を始める**
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、一言で言えば 「自分で作るもう一つの年金」 です。最大の魅力は、圧倒的な税金の優遇にあります。
メリット1:掛金が全額所得控除!** → 毎年の所得税・住民税が安くなる。
メリット2:運用益が非課税!** → 通常約20%かかる税金がゼロに。
メリット3:受け取るときも控除がある!** → 出口でも税金が優遇される。
Aさん夫妻の場合、夫のAさんが会社の制度を利用して、まずは月々1万円からiDeCoを始めてみることにしました。
アクション2:自由度の高い「新NISA」をフル活用する**
2024年から始まった新NISAは、 「投資の利益が非課税になる」 という、これまた非常に強力な制度です。iDeCoと違って原則60歳まで引き出せないという制限がなく、いつでも換金できる自由度の高さが魅力です。
つみたて投資枠:** コツコツ長期で積み立てるのに向いている。
成長投資枠:** まとまった資金で積極的に投資したい場合にも使える。
妻のAさんは、「まずは少額から試してみたい」と、ネット証券で口座を開設し、「つみたて投資枠」で月々2万円、全世界の株式に連動する投資信託を積み立てることにしました。
アクション3:即効性のある「固定費の見直し」を行う**
投資と聞くとハードルが高い…と感じる方は、まずここから始めるのがおすすめです。毎月必ず出ていく「固定費」を一度見直すだけで、その効果はずっと続きます。
スマホの通信費:** 大手キャリアから格安SIMに乗り換える。
生命保険料:** 保障内容が今の自分たちに合っているか、専門家に相談して見直す。
サブスクリプションサービス:** 使っていないものはないか棚卸しする。
Aさん夫妻は、二人でスマホを格安SIMに乗り換えたことで、月々 8,000円 の節約に成功しました。これは年間で 96,000円 にもなります。この浮いたお金を、そのままNISAの積立額に上乗せすることにしました。
【ステップ3】一番大切なのは「続ける」こと。無理なく習慣化するコツ
目標を立て、作戦を決めたら、最後にして最も重要なのが 「続けること」 です。三日坊主で終わってしまっては意味がありません。Aさん夫妻も、「本当に続けられるかな…」と少し心配そうでした。
でも、大丈夫。続けるためには、意志の力に頼るのではなく、「仕組み」を作ってしまうのが一番です。
コツ1:「自動化」で手間をなくす**
iDeCoやNISAの積立は、一度設定すれば、あとは毎月決まった日に自動で銀行口座から引き落として投資してくれます。給料が入ったら先取りで貯蓄する 「先取り貯蓄(投資)」 の仕組みを作ってしまえば、あとは忘れていても勝手にお金が育っていきます。
コツ2:「完璧」を目指さない**
「毎月5万円積み立てるぞ!」と意気込んでも、急な出費などで苦しくなっては続きません。最初は 「月々5,000円」 でもいいのです。大切なのは、ゼロにしないこと。まずは無理のない範囲で始め、慣れてきたら少しずつ金額を増やしていくのが成功の秘訣です。
コツ3:短期的な値動きに一喜一憂しない**
長期的な資産形成では、市場が下落することもあります。しかし、そんな時こそ「安くたくさん買えるチャンス」と捉えるのが正解です(これを ドルコスト平均法 と言います)。毎日残高をチェックしてハラハラするのではなく、「10年後、20年後に育てばいい」というどっしりした気持ちで、市場の成長を信じて見守りましょう。
まとめ:不安な「傍観者」から、未来を作る「当事者」へ
Aさん夫妻は、あの日「なんだか不安だね」と話していただけの状態から、
1. 自分たちの目標金額(2,400万円)を明確にし、
2. iDeCo、NISA、固定費見直しという具体的な作戦を立て、
3. 自動で続けられる仕組みをセットしました。
「やるべきことがハッキリしたら、不思議と不安が消えました。今はむしろ、コツコツ育っていくのが楽しみです」と、妻のAさんは笑顔で話してくれました。
彼らはもう、漠然とした不安に怯える「傍観者」ではありません。自分たちの手で、自分たちの未来を創り出す 「当事者」 になったのです。
この記事を読んでくださったあなたも、ぜひ今日、最初の一歩を踏み出してください。それは、この記事で紹介したような大げさなことでなくても構いません。
机の引き出しから「ねんきん定期便」を探してみる。**
パートナーと「私たちの老後って、どんな風に暮らしたいかな?」と5分だけ話してみる。**
スマホでネット証券のサイトを覗いてみる。**
どんなに小さな一歩でも、それは確実に未来を変える力を持っています。
不安の正体を知り、具体的な行動を始めれば、老後資金の準備は「苦しい義務」から「未来の自分へのプレゼント」に変わるはずです。あなたの素晴らしい未来のために、心から応援しています。