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資産形成はなぜ必要?初心者向けに基本と始め方をやさしく解説

そもそも、なぜ「資産形成」が必要なのでしょうか?

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一昔前までは、真面目に働いていれば銀行預金が自然に増え、退職金と年金で安心して老後を迎えられる、という時代でした。しかし、現代の私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。

人生100年時代という現実:**

医療の進歩により、私たちの平均寿命は延び続けています。内閣府のデータ(令和5年版高齢社会白書)によると、2021年の日本人の平均寿命は男性81.47年、女性87.57年です。長く生きられることは喜ばしいことですが、同時に、リタイア後の生活期間が延び、それだけ多くのお金が必要になることを意味します。

預金だけではお金が増えない時代:**

かつては銀行にお金を預けておくだけで、高い金利によって資産が増えました。しかし、現在の超低金利時代では、普通預金の金利は年0.001%程度(2023年時点)。100万円を1年間預けても、利息はわずか10円です。これでは、お金の価値を守ることはできても、将来のために「増やす」ことは期待できません。

物価の上昇(インフレーション):**

近年、様々な商品の値上げが続いています。これは、お金の価値が相対的に下がっていることを意味します。例えば、今まで100円で買えていたものが110円に値上がりした場合、同じ100円玉ではもう買えません。もし資産が預金だけで増えていないと、実質的に資産は目減りしてしまうのです。

このような状況の中で、給与収入や預貯金だけに頼るのではなく、自分のお金にも働いてもらって将来に備える「資産形成」の重要性が高まっているのです。

資産形成の基本となる「3つの考え方」

資産形成と聞くと、「専門知識が必要そう」「リスクが怖い」と感じるかもしれません。しかし、大切なのは、これからご紹介する3つの基本的な考え方を守ることです。これらは、リスクをできるだけ抑えながら、着実に資産を育てるための「お守り」のようなものだと考えてください。

1. 「長期」の視点で時間を味方につける

資産形成は、短期間で大きな利益を狙うギャンブルではありません。5年、10年、20年といった長い時間をかけて、じっくりと資産を育てていくものです。

時間を味方につける最大のメリットは、「複利(ふくり)の効果」を活かせることです。複利とは、投資で得た利益を再び投資に回すことで、利益が利益を生む仕組みのことです。雪だるまが転がりながらどんどん大きくなっていく様子をイメージすると分かりやすいでしょう。始めたばかりの頃は変化が小さくても、時間が経つにつれてその効果は加速度的に大きくなります。

2. 「積立」でリスクを平準化する

金融商品の価格は、常に上がったり下がったりを繰り返しています。価格が安い時にたくさん買い、高い時に少なく買うのが理想ですが、そのタイミングを正確に予測するのはプロでも困難です。

そこで有効なのが、「積立投資」です。毎月1万円、3万円など、決まった金額を定期的に買い続ける方法で、これを「ドルコスト平均法」とも呼びます。この方法なら、価格が高い時には少ししか買えず、価格が安い時にはたくさん買うことができます。結果として、平均購入単価が平準化され、高値で買いすぎてしまうリスクを抑えることができます。感情に左右されず、淡々と続けられるのも大きなメリットです。

3. 「分散」でリスクに備える

「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。これは、もしそのカゴを落としてしまったら、すべての卵が割れてしまうかもしれない、という意味です。

資産形成も同じで、一つの商品にすべての資産を集中させてしまうと、その商品の価値が暴落した時に大きな損失を被る可能性があります。そうしたリスクを避けるために、投資先を複数に分けるのが「分散投資」です。

資産の分散:** 株式、債券など、値動きの異なる複数の資産に分ける。

地域の分散:** 日本国内だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど、世界各国の資産に分ける。

時間の分散:** 一度にまとめて投資するのではなく、積立投資で買うタイミングを分ける。

これら「長期・積立・分散」は、資産形成における王道であり、特に初心者の方が安定的に資産を築いていく上で非常に重要な考え方です。

資産形成を始めるための具体的な4ステップ

基本的な考え方が分かったところで、次はいよいよ具体的な始め方を見ていきましょう。焦る必要はありません。一つひとつのステップを、ご自身のペースで進めてみてください。

# ステップ1:目的と目標金額を明確にする

まず最初に、「何のために、いつまでに、いくらお金を準備したいのか」を具体的にすることが大切です。目的が明確になることで、やるべきことが見え、継続するモチベーションにも繋がります。

例1:老後資金**

「65歳で退職した後、ゆとりのある生活を送るために、公的年金に加えて2,000万円準備したい」

例2:教育資金**

「子どもが18歳で大学に進学する時までに、500万円準備したい」

例3:住宅購入の頭金**

「10年後にマイホームを買うために、頭金として300万円貯めたい」

壮大な目標でなくても構いません。「5年後の家族旅行のために100万円」といった、身近な目標でも良いのです。まずは一つ、あなただけの目標を立ててみましょう。

# ステップ2:家計の状況を把握する

目標が決まったら、次に現在の家計状況を確認します。「毎月いくら収入があり、何にいくら使っているのか」を把握することで、資産形成に回せる金額が見えてきます。

家計簿アプリやノートなどを活用して、1〜2ヶ月ほど収支を記録してみるのがおすすめです。そうすると、「この支出は少し見直せるかもしれない」といった改善点が見つかることもあります。

ここで大切なのは、無理のない範囲で投資額を決めることです。生活費や、万が一の時に備えるお金(生活防衛資金と呼ばれ、一般的に生活費の3ヶ月〜1年分が目安とされます)は確保した上で、余剰資金を投資に回すようにしましょう。

# ステップ3:証券会社の口座を開設する

資産形成を始めるには、金融商品を取り扱っている証券会社の口座が必要です。銀行でも一部の投資信託などを購入できますが、品揃えの豊富さや手数料の安さから、ネット証券を選ぶのが一般的です。

特に、これから始める方には「NISA(ニーサ)」という制度を活用することをおすすめします。NISAは、個人の資産形成を応援するために国が作った税金の優遇制度で、NISA口座内で得た利益には税金がかかりません(通常は約20%)。

口座開設は、スマートフォンやパソコンからオンラインで完結することがほとんどで、無料でできます。いくつかのネット証券を比較し、ご自身に合ったところを選んでみてください。

# ステップ4:金融商品を選んで、買ってみる

口座が開設できたら、いよいよ金融商品を選びます。世の中には数多くの金融商品がありますが、初心者の方が「長期・積立・分散」を手軽に実践できる代表的な商品が「投資信託(とうししんたく)」です。

投資信託とは、多くの投資家から集めたお金を、運用の専門家が様々な国の株式や債券などに分散投資してくれるパッケージ商品です。日経平均株価や米国のS&P500といった、特定の指数(インデックス)と同じような値動きを目指す「インデックスファンド」は、コストが低く、仕組みが分かりやすいため、最初の選択肢として人気があります。

最初は、月々5,000円や1万円といった少額からで構いません。まずは「始めてみる」「続けてみる」という経験そのものが、将来の大きな資産となります。

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まとめ:未来の自分への「仕送り」を始めよう

資産形成は、決して一部の特別な人が行うものではなく、将来を考える誰もが、自分らしく生きるために取り組むべき、とても大切な準備です。

最初は難しく感じるかもしれませんが、「長期・積立・分散」という基本を守りながら、無理のない範囲でコツコツと続けていくことが成功への一番の近道です。それは、今日のあなたが、未来のあなたへ送る「仕送り」のようなものかもしれません。

この記事が、あなたの資産形成の第一歩を、そっと後押しできれば幸いです。まずは一番簡単なステップとして、ご自身の目標や家計について、一度じっくりと考えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。